セッション・コース– 個別通話ならではの数学に没頭する時間 –

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セッション・コース — オートクチュールで到達速度を最大化

セッションの思想

セッション・コースは、受講者のゴールに合わせて指導形式そのものを設計します。
「双方向の輪読・セミナー」だけでなく、課題に応じて以下を切り替えます。

  • 講述(レクチャー):定理・手法・背景理論を講師が一気に整地して提示。理解の足場を短時間で確保します。
  • 対話(問答):理解確認・反例探索・証明戦略の詰め。思考の質を高め、弱点を可視化します。
  • 添削(証明・ノート):記述の作法、論理の段取り、意味論的視点の導入。実務的な精度を上げます。
  • 課題設計(演習):自然演繹/意味論/計算論などの到達課題を、到達目標から逆算して作成・運用します。

このオートクチュールにより、理解のボトルネックに合わせて形式を最短切り替え。結果として「学びのスピード」と「噛み締める理解」の両立を図ります。

こんな方に

  • 証明の作法・意味論・計算論を短期間で要点整理し、基盤を固めたい。
  • 独学で詰まった箇所を、講述で一気に整地しつつ対話で弱点を潰したい。
  • 研究/転職/制作など具体の締切や成果目標があり、最短経路の設計が必要。

形式と運用

  • 1回ごとのセッションは、目的・進捗に応じて「講述/対話/添削/課題設計」を組み合わせます。
  • 到達目標からカリキュラムを前もって設計。各回の前後で課題と復習設計を提示します。
  • 厳選テキストに基づく進行(必要に応じて特別料金のテキストあり)。例:
    鹿島『数理論理学』/小野『情報科学における論理』/江田『数理論理学 使い方と考え方』/高橋『計算論』/Pierce『型システム入門』ほか。

プラン例(目安)

  • ベーシック:月2〜4セッション(内容・頻度によりお見積り)。講師指名・複数名参加など可。
  • アドバンスド:まとまった到達目標に挑むコース(例:不完全性定理を半年で、カリー=ハワード対応を4ヶ月で)。ご希望テキストに沿った伴走・キャリア相談も対応。

受講までの流れ

  1. お問い合わせフォーム送信。
  2. 無料相談(Zoom/チャット)で現状・目的を詳細ヒアリング。
  3. 到達目標に合わせた設計図(カリキュラム+進行形式)をご提案。
  4. 顔合わせ/微調整のうえ開始。以後、各回で形式を柔軟に切り替えます。

※返信が迷惑メールに振り分けられる場合があります。customer_support@ronkeisha.net を受信許可してください。

    またよくあるご質問もご参照ください。

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    ハイブリッド・コースのご案内(低負荷で到達速度を高める中間プラン)

    セッションの高密度設計が必要ない時期でも、短尺の講述・問答を織り込むことで理解の足場を機動的に整えられます。生活リズムを保ちながら前進したい層に適した中間コースです。

    • 主構成:常時チャット運用+月1〜2ミニセッション(15–45分)。
    • 到達設計:詰まり領域に短時間講述→チャットで復習・運用。
    • 想定利用:長尺セッションの負荷や費用を抑えつつ、設計の連続性を維持。

    詳細は「ハイブリッド・コース」ページをご覧ください(新設)。

    簡易比較(位置づけ)

    指標 ハイブリッド・コース セッション・コース
    主軸 チャット+月1–2ミニセッション 個別通話(設計密度高)
    講述量 低〜中(短時間講述) 中〜高(集中講述)
    対話強度 中(短尺問答で補強) 高(長尺で詰める)
    負荷感 低〜中 中〜高